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デカチビ10題(オルイア
2007-05-27 Sun 16:06
奇跡の連続更新!勢いは人を変える。
どうも、ネジメガネです。

またまたデカチビ10題、オルイアです。
でも今回はシリアスです。
デカチビ10題というほのぼのなお題でシリアスを作り出せた自分にびっくり。
甘々にしようと思ったのに・・・。
悔しいから今度別ver書くやもしれません。

では、どうぞ!

デカチビ5題


「屈んで、背伸びして」







「ああ~勇者一族君」
「げ、でた!」
「わ、酷いなぁ・・・忙しい毎日に自分の体に鞭打って、
うるさい仲間にパシリをさせられ、予定を切り詰めてやってきたのに」
「うわぁ」
「はは、冗談」
「でしょうね・・・」


くすと笑い、男はいつものように頭を撫でてくる。
イアンはそれにムッとした視線を返す。
オルキはそれを見越してやっているのだが、イアンは気づかない。


「でも忙しいのはほんと。
こうみえても予定はいっぱいだよ~」
「なんの予定ですか・・・」
「ひみつ。
ま、でも予定は未定だからね」


本当はイアンにも分かっていた、オルキの予定というのを。
彼はエクスハティオ、世界を破壊に蝕んでいる者だ。
でも最近ここらの地域では、町が滅んだ、とか土に飲み込まれた、とかは
聞かないような気がする。
気が変わったのか、それともイアンの目を気にしているのか。
どっちにせよ彼が敵なのは認識として変わらなかったが、
イアンとしては複雑だった。

本当ならたった今戦闘になったとしてもおかしくはない関係なのだが、
彼がそうゆう形で現れるのは、仲間と行動を共にしている時だけで、
こうゆう風に現れるのは決まってイアンが一人でいる時だった。



「・・・頭撫でるのやめてください」
「ん~いいじゃない、僕、君の髪好きだもの」
「うう・・・前にもいったじゃないですか」
「身長でしょ?
だから、君は可愛いからそのままd・・」
「それが駄目なんです!」


前にも言われた恥ずかしいその台詞。
本人は素で言っているのだろうが、イアンとしては解決していない。


「だって君、背伸びしたって僕に勝ててないでしょ?
それに背伸びして、僕も屈まないと目線同じにならないし」
「ぐ・・・まだ成長は始まったばかりですからね!
すこしたてば目線が同じになってますよ!」
「ま、頑張ってねー」
「悔しいぃぃぃ・・・・」



イアンは悔しさをかみ殺し、オルキの前に立って背伸びをする。
それでも見上げなければ、彼の目が見えないという現実が、イアンを苦しめた。
悔しそうにしているイアンを見下ろし、彼は少し身を屈める。


その瞬間、彼の整った顔がアップになって、口付けられた。
いつの間にか布は取り払われている。
最初イアンはただ呆然と目を見開いていたが、状況を理解するとじたばたと暴れ始める。
とはいえ背伸びをしているので暴れればバランスを崩し、オルキの胸に手をついてしまう。
後頭部を手で固定され、もう片方の手は腰はしっかり回されている。
瞬間の出来事だったのに、あまりの抜け目のなさにイアンはただ戸惑った。


「ぅ・・んむ・・・んっ」


鼻にかかった甘い声が漏れ出て、途端に恥ずかしさが増す。
きつく閉じていた目を薄く開けば、満足げに彼の瞳が笑っていた。
啄ばむようなものから角度を変えるものまで長く続けられているので、
イアンの息は絶え絶えになっていた。
それでも唇を開こうとしないイアンに痺れを切らしたオルキは無理矢理
唇をこじ開け、舌を咥内に挿し入れる。
その拍子に、互いの口から、どちらのものとも知れない唾液が漏れ出て、
イアンの首から鎖骨へと伝わっていった。
そのなんとも言えない感覚にイアンは身震いして、頬を赤く染める。


「っは・・ん・・ふ、や、あ・・・・・んっ」


自分の咥内で、他人の舌が暴れまわっている、という
慣れない感覚にイアンの体は必要以上にびくびくと
痙攣に似た振動を繰り返している。
それを満足げに見ている腰に回されていたオルキの手も、
イアンの尻を撫で回していて、火に油を注いでいる状態だった。

深く口付けては、離し、また口付ける。
その屈んで、背伸びしての行為は後、数十秒続けられ、
最後にくちゅり、とわざとらしくたてた水音と、
互いの舌と唇を濡らした唾液が糸のように伝って、
ようやく口付けは終わった。
最初はただ胸に置かれていただけの手も、きつく縋るように握り締められていて、
イアンの腰にはオルキの手が未だに支えるようにして回されている。
ほぼ腰が砕けているイアンはオルキに体制を預けている状態だった。
それがまた羞恥心を煽って、その行為が終わってもイアンの頬が
正常に戻ることはなかった。



「キスだけで腰砕けちゃうんだね~」
「っ・・・っは、ぁ・・っや・・」
「・・・・・わ、可愛い・・・このまま喰べてもいいかな」


もう背伸びする気力もないイアンは今彼の手で支えられて、
軽く持ち上げられている。
その状態で甘く囁かれ、耳元には熱を持った吐息がかかる。
その身震いする感覚に、イアンは身を丸く竦めた。
離れようにもまだまともに立てる状態ではないので、
それが出来ないのがもどかしく、恥ずかしかった。


上気した頬、羞恥心で潤んだ目、戸惑いがちに伏せられる瞳。
自分の唾液でべとべとに濡れた唇、少し動かすだけでびくりと反応する細い身体。
すべてがオルキには誘っているようにしか見えなかったが、
ここで行為を続けても恐らく嫌われるだろうし、
なにより巫女達に見つかっては、それこそ彼が一番苦しむことになってしまう。
やはり、お楽しみは後で取っておくしかないのだ。

軽く、抱き寄せて、息も絶え絶えな彼が落ち着くまで待つ。
自分の胸に縋り付いている細く、でもしなやかな腕。
それを見るだけでオルキの中の愛しさは膨れ上がって、
抱き寄せている腕にも力が篭もってしまう。
片方の腕で少年の頭についている羽飾りを撫でる。
それは、自分達と彼が絶対的な敵である証。
それでもオルキは抱き寄せることをやめはしなかった。
しかし、やめられない、の間違いでもあった。

屈んで、背伸びして。
この日常は、いつまで続くのだろうか。



「大丈夫?」
「・・・なにっするんですか、イキナリ!」
「いや・・・顔が近くなったから誘ってるのかな、って」
「そんな訳ないでしょ・・・!」

はあっ、とイアンは大きく息を吐く。
まだ頬はほんのり赤い。
抑えきれない愛しさにまかせて彼に呼びかける。


「イアン」
「なんですか・・・」
「ねぇ、好きだよ、愛してる」
「へっ」


うわごとのように愛を囁く。
確かめるように、必死に。

「愛してる。
君の全てが好きだ、その髪だって、瞳だって、勿論、身長だって。
全部愛してるよ、だから」



そのままでいて、



最後に、小さく、
呟いた言葉は彼に届いただろうか。







いつかその日が来てしまうのに、
それでも先延ばしする自分は臆病者なのだと、
自分の何処かは知っていた。


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